電気自動車か燃料電池車かトヨタかテスラかなんて議論は、BDかHDDVDかみたいな話だ
世間じゃEVかFCVかトヨタかテスラかなんて議論に必死な人がいるけど、僕はそんなことより自動運転のほうが重要だと思う。燃料をどうするかの議論は、HDDVDかBDかみたいな争いで、答えはどちらでもなくサブスク動画サイトでしたみたいなオチになる。
つまり、モノからコトへ。
物を所有している今は、それがステータスになるので製造メーカーを気にする。だからベンツだポルシェだといったブランドにこだわる人が出てくるけれど、利用の時代には製造メーカーよりもそれをサービスとして提供している企業のほうが重要になる。
実際タクシーやバスや電車といったサービス業界では、日本交通、西武バス、JR、東京メトロ、阪神や阪急といった提供企業のほうが客にとって認知されている。それらに車両を提供しているUDトラックスや総合車両製作所といったメーカーを知ってる人はマニアだ。同じくタクシーがガソリンではなくLPG(液化石油ガス)で走っていることを知っている人も少ない。
モノからコトに変わるということは、客がモノに対して興味を持たなくなり、メーカーも動力も燃料も客にとって重要な要素ではなくなるということ。EVかFCVかテスラかトヨタか、全個体電池はどうなる?なんていう話は重要ではなく、客のスマホにどうやって配車アプリをインストールさせるかのほうが1億倍重要な時代になる。