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ウクライナ危機で言われる青い目問題は自動車にも言える


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面白く読ませてもらったけど、この記事が生まれる背景はぞっとする。ウクライナ危機でもさんざん言われている「青い目」問題だ。自動車業界でも、欧米中心の世界だけで物事を考えようとする問題が露呈している。

トヨタVWは良く比較されるが、両者の置かれている立場を考えずに「青い目」中心にEVストーリーを消費する連中が多すぎる。比較をするなら、まずはVWの市場が欧州と中国にしかないという背景を知る必要がある。

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上の記事は2015年のものだけど、VWの売れてる地域は

 

EVを推してる欧州中国で75%

EV中立の日本アメリカで10%

そのほかで15%

 

と、欧州中国に偏っているという事がわかる。そして、その中国市場で地元EVメーカーが台頭してきており、VWはそれに対抗するためにEVに力を入れるしかない状況だということだ。

一方トヨタ

 

欧州中国で18%

日本アメリカ48%

そのほかで34%

 

と、世界でまんべんなく売っているので、30年にEVにするというプランはおかしい話だということが分かる。

欧米の市場しか見ていない欧米メディアが記事を書き、出羽守がそれに同調する。アジア、東欧、中南米、アフリカはそこにない。彼らは世界と言えば欧米のことで、他はせいぜい中国くらいだと思っている。ウクライナ危機のことは騒ぐがパレスチナミャンマーを無視する動きと似た問題が自動車業界でもある。